昨年1月結婚した、なすなかにし・中西&梅小鉢・高田の新居をヒロミが1週間かけ完全プロデュース。
今回は、まだ何も置いてない家を住みやすいように、ヒロミがアイディアを出し、一から作り上げていきます。
変わった問題もある家。
果たしてどんな新居になっていくのでしょうか？
まずはキッチンカウンター編スタートです。
ヒロミ完全プロデュースという夢のプロジェクトが始動。
依頼人は芸歴18年 なすなかにしの中西茂樹。
実は、中西はヒロミが最もかわいがっている後輩のひとりでもあります。
中西は昨年1月に同じく芸人の梅小鉢・高田と結婚しました。
では、ヒロミの新居チェック。
とはいえまだ何もありません。
借りたばっかりです。
これを全部、ヒロミのセンスでプロデュースしてもらいます。
夢の新居まで期間は7日間です。
玄関を入ると白を基調とした8帖のLDK。
そしてこの家はメゾネットタイプ。
2階には14帖の寝室があります。
シンプルなつくりで一見使いやすそうな家のようですが
なんとこの家、クローゼットがありません。
そして、なぜか意味もなくドアがふたつ並んでいます。
とても不思議なつくりをしています。
この2つの悩みを解決しつつ、ヒロミはどうプロデュースしていくのでしょうか？
ヒロミ：わかった。わかった。和だ。和モダンしかない。
ヒロミが提案するのは和モダン。
和モダンとは欄間や障子など和のようすを自然な形で取り入れた和洋折衷のスタイルのことです。
これを実現するためにヒロミが訪れたのは
静岡の老舗家具工房 金鱗。
ヒロミ：ここでキッチンのカウンターを作ろうかと。
実は中西家の新居はキッチンのスペースが小さめで作業場所が少ない。
そこでキッチンカウンターを置くことで収納たっぷり＆料理がしやすくせようというのがヒロミの考えです。
クリ、桜、クルミといろいろな木材の中からヒロミが選んだのは温かみを感じるクルミ。
クロスカットソーという巨大なカッターで木材を切断。
縦にも切っていきます。
割れている部分は使えないので使える部分3枚の板を組み合わせます。
プレーナーという電動カンナで平らに削っていきます。
ここでカネを出さないと板がくっつかないといいます。
しかし、このカネとはいったい？
カネとは直角のこと。
直角になっていないと板を合わせたとき隙間ができてしまいます。
木材には必ず反りやねじれがあります。
それを巨大なカンナ ハンドプレーナーで削って平らにしていきます。
10回ほどかけると
ピッタリ付くようになりました。
板接ぎという手法で仕上げていきます。
うすく接着剤をつけ
ハタガネで圧着。
6時間待ちます。
次は木材に溝を入れていきます。
これに板をはめキッチンの土台へと組み上げてきます。
これはホゾ組みと言う手法で日本古来の伝統技術で日本家屋の土台と柱もこの手法により美しくかつ丈夫に仕上がります。
ヒロミ：あ～あ、腰痛えな。なんであんなやつなためにこんな。
愚痴りだすヒロミ。
ヒロミ：この家具 作ったらいくらするの？
家具職人：それ聞くとプレゼントする気なくなっちゃうと思いますよ。
ヒロミ：でも教えて。
家具職人：40万円は軽く超えますね。
ヒロミ：もうやめようか、これ（笑）
といいながらも美しく組み上がりました。
ネジ穴も木ダボを使い、見えなくしています。
これを木枠と合わせてキッチンカウンターのベースにしてきます。
ここで6時間圧着させた天板を確認。
3枚板が隙間なく接着されています。
一枚板のようにもう見えてきますね。
ここでヒロミが取り出したのはハンドルーター。
これで板を切り落とします。
この穴の正体は後ほどに明らかになります。
さて次は収納たっぷりの引き出し作り。
工場でつくった土台を新居で組立作業。
ヒロミは背板に羽目板を使っていました。
羽目板は差し込むだけで板壁になる人気アイテムです。
ヒロミはこれにより和モダンな雰囲気のカウンターに仕上げています。
ヒロミ：これってさ、縦だと和。横だと洋になるんだよ。
ヒロミ：これにちょっと色つけたらカリフォルニア風とかさ。
羽目板が動かないようにタッカーで裏から固定していきます。
そしてキッチン側の空洞には
ゴミ箱を設置。
これで生活感を隠せます。
ヒロミ：こうすればゴミ袋だけだせばいい。ゴミ箱が動くのは面倒くさいからね。
家ではゴミ出し当番のヒロミ。
実体験からアイディアを出しています。
カウンターに天板をとりつけます。
しかしあまりのいい出来に
スタッフ：これ本当にプレゼントするんですか？
ヒロミ：いや、今回はカネもらおうと思っている。
レールはセルフクローズ仕様。
軽く押すだけで簡単にしまってくれます。
夢の収納付きキッチンカウンターが出来上がりました。
ただ、まだ天板には大きな穴が残ったままです。
じつはこれこそが料理がしやすくなるヒロミ最大の工夫なのです。
ヒロミが取り出したのは大理石。
これをはめ込むと
そこはキッチンに。
まな板代わりに使ったり、パンをこねたり
熱々のフライパンを置いたり、料理を楽しめるスペースになります。
今回は見事、機能的なキッチンカウンターを作り出したヒロミ。
次回も独創的な家具を次々作っていきます。
それが最終的にどのような形になるか楽しみです。
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